クイック選択ツールの使い方
クイック選択ツールとは
クイック選択ツールは、類似しているカラーとテクスチャ(質感や風合い)を自動的に選択できるツールです。
おおまかに使えるツールで、そんなに正確でなくても大丈夫です。
なげなわツールや多角形選択ツールのフリーハンドで選択範囲を作るツールの中で、自動的に選択範囲が作成できる優秀なツールです。
操作方法
なげなわツールやマグネット選択ツールのように、輪郭をなぞって選択範囲を作成するのではなく、選択範囲を作りたいエリアをクリックまたはドラッグします。
選択範囲を作成したい被写体のサイズに合わせて設定します。最初に大きめのブラシで大胆に選択して、細かい部分はブラシサイズを小さくします。
クリックして選択範囲を作成すると、自動的に選択範囲に追加ボタンに変わります。
色や質感が違っても、クリックやドラッグするだけで自動的に選択範囲が追加されていきます。
ポインタの中心が追加は+、削除は-です。
ツールオプション
❶選択範囲を新規作成、追加、削除が設定できます。
❷ブラシサイズを設定できます。
❸幅全レイヤーを対象は、現在選択されているレイヤーだけではなく、すべてのレイヤーの選択範囲を作成します。
❹自動調整は、選択範囲の境界線のブロック歪みを自動的に調整(軽減)します。アンチェイリアスと同じです。
❺Adobe SenseiのAIの技術で自動で被写体、空、背景が選択できるボタンです。
どう使う?
クイック選択ツールは手軽な上選択範囲を作成する能力は優秀なんですが、精度に限界があります。
ブラシで選択範囲を作成するので、画像の中心を選択するのは問題ないのですが、ブラシサイズを小さくしても角ばったところを選択するのは難しいです。エッジの狭い好きななどはどうしても調整が必要になってきます。
クイック選択ツールとエッジを調整するツールを上手く合わせてキレイに選択範囲を作成しましょう。
エッジをキレイにする
選択エリア調整ブラシツールは、エッジをドラッグすることで、選択範囲をここは追加、こちらは削除と自動的に判断して適切に選択範囲を調整します。
使い方は、ポインタの中心のグレーの丸に+も-もつかないただのグレーの丸になっている状態で、エッジをクリックやドラッグします。
ブラシサイズを決めて、エッジを、ドラッグしていくことで、エッジの取り残しているところを追加して、残っている背景を削除できます。細かい部分までキレイに調整ができます。
YouTube動画「クイック選択ツールの使い方」
まとめ
クイック選択ツールは選択したいエリアをクリックやドラッグするだけで自動で選択範囲が作れる初心者でも使いやすいツールです。
でも、エッジはどうしても選択範囲がはみ出たり隙間を取り残したりします。
選択ツールは、なんでもそうなんですが、1つのツールだけで上手く選択はできないんですね。
それぞれの特徴を理解して上手く組み合わせて、合わせ技で正確な選択範囲を作成すると、合成写真も自然に仕上がります。
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