Photohop Elements 選択範囲

選択範囲とは?

Photoshopでは何かの編集作業をするとき、レイヤー上の画像全て、或いは、画像の一部のエリアを先に指定します。
指定したエリアを選択範囲と言います。

この選択範囲を作成することで、自分のイメージ通りの画像編集が可能になります。

選択範囲を作成する

選択範囲を作成するためにPhotoshopには、「選択ツール」と「AIによる自動選択」があります。

選択ツール

Photoshop Elements選択ツール

選択ツールは画像のタイプで自分でどの選択ツールを使うかを決めます。そのために、それぞれの選択ツールの特徴を理解して、最適なツールを選べるようにしましょう。

AIによる自動選択

選択範囲メニューの被写体、空、背景です。これはAdobe SenseiのAIの技術でワンクリックで選択ができるコマンドです。

Photoshop Elements 被写体を選択、空を選択、背景を選択

選択範囲の基本

選択範囲は、点線の境界線で囲まれます。

選択範囲の内側と外側を見分ける

選択範囲の内側にマウスを持ってくると、ポインターに点線の四角がついています。選択範囲の内側と外側ではポインタの形が変わってどちらにいるのかを知らせてくれます。
どの選択ツールでも選択範囲内では、ポインターに点線の四角がつきます。
外側でクリックすると選択範囲が解除されます。

選択ツールのポインター

選択ツールと移動ツールで移動する

選択ツールで、選択範囲の内側でドラッグすると選択範囲が移動します。画像は移動せず選択範囲だけが移動します。

移動ツールで、選択範囲内をドラッグすると選択範囲と一緒に画像が移動して、最初に作成した選択範囲が[背景]では背景色に、普通のレイヤーでは透明になります。

選択ツールと移動ツールでドラッグする

選択範囲がある間は自由に移動できますが、選択を解除すると同じレイヤー上で移動しているので、ばらばらにすることはできません。

後から選択範囲内の画像を移動させるときは、選択範囲をコピーして別の画像や新規レイヤーにペーストして使いましょう。

選択範囲を新規レイヤーにコピーするときに⌘(Ctrl)+Jのショートカットキーを使います。

選択範囲はレイヤーを移動する

選択範囲はレイヤーを追加しても別のレイヤーに移動しても同じ選択範囲が使えます。

選択範囲は、解除しない限りどのレイヤーでも移動します。
選択範囲は解除されるまで、選ばれた範囲で次の編集の指示を待っています。選択範囲での編集が終わったら、忘れずに選択範囲を解除する習慣をつけてください。ショートカットキーは⌘(Ctrl)+Dです。

YouTube動画 「選択範囲をマスター」

まとめ

選択範囲はPhotoshopの基本中の基本です。切り抜き合成で使うことはもちろん、部分的な編集や変形に役立つ機能です。
自由に使いこなすことで作品の幅が広がります。 しっかりとマスターしましょう。