Phothsop Elements修復ブラシツールの使い方

修復ブラシツールとは?

修復ブラシツールは、指定したサンプリング部分に明るさや陰影、透明度を修復先と一致させるため、サンプリングしたピクセルを画像の残りの部分に溶け込むようになじませて修復します。サンプリングした領域を基に、手動で削除(修復)を行います。修復に使いたいキレイな画像(ピクセル)をサンプリングします。
修復ブラシツールは、サンプリングした画像と元の画像を重ねて馴染ませるという処理が行われるので、複雑な背景や色の差がある物には向いていません。肌をキレイにするなど、同系色での汚れや傷を修復する時に使います。

ツールオプション

修復ブラシツールのツールオプション

❶サイズ➡︎ブラシサイズを設定
ブラシ設定➡︎修正箇所に合わせて硬さなどを調整します。
調整あり➡︎チェックを外すとサンプリン位置が同じ。チェックを入れると一度設定したサンプリング位置と修正位置と一定に保たれます。
❷ソース➡︎「サンプル」または「パターン」
❸モード➡︎合成する描画モードを設定します。
❹コピーオーバーレイ➡︎サンプリングした画像を修復する時の表示方法を設定します。
❺全レイヤーを対象➡︎チェックを入れると全てのレイヤーで操作できます。

修復ブラシツールの操作方法

①修復する部分のブラシサイズを設定して、②サンプリング位置を、Win/Altキー・Mac/Optionキーを押しながらクリックします。
次に、③修復する部分をクリックまたはドラッグします。この画像の場合、吹き出物などはクリックして、ほうれい線はドラッグします。

修復ブラシツールの操作方法

より自然に修復するために、必要に応じてブラシサイズやサンプリング位置を変更します。

コピースタンプツールと修復ブラシツールの違い

この2つは手動でサンプリングして修正する操作方法は同じですが結果が違います。
コピースタンプツールはサンプリングした部分をスタンプを押すようにそのままコピーします。それに対して修復ブラシツールはサンプリングした部分と元画像を混ぜ合わせて修復します。
詳しく説明して動画があるのでそちらをご覧ください。

YouTube動画「いらないものを消す」

コピースタンプツール、修復ブラシツール、スポット修復ブラシツールを比較して操作方法を解説しています。

YouTube動画「いらないものを消す」

AIで自動で削除それとも手動で削除?

同じグループに「削除ツール」と「スポット修復ブラシツール」があります。この2つはどちらもブラシでクリックまたはドラッグすると、AIが自動的に周辺の画像で埋めて削除できます。周囲の画像で埋める場合はこちらを使うのが簡単ですが、周辺に削除した後に埋める画像がない場合は手動の「コピースタンプツール」や「修復ブラシツール」を選びます。

まとめ

この修復ブラシツールは、肌をキレイにするなどの同系色の修正に向いているツールです。自分の肌のキレイな部分を使うのでより自然に仕上がります。シミやシワをこのツールのように消せるといいですね(笑)